国際自動車株式会社

社員の声「Drivers(ドライバーズ)」

ご担当者様: 国際自動車 川田政様

タクシー・ハイヤー・バスを中心とした旅客運送事業の自動車総合サービス企業である国際自動車。
タクシー業界初となる新卒採用にいち早く取り組んだものの、世間のタクシードライバーに対するネガティブイメージのため、当初は採用人数が10人に満たなかった。
そうした現状を打破するため、ウィルフォワードの新卒採用コンサルティングを受けるに至る。
「Drivers」は、採用サイト内にある社員の声をまとめたインタビュー集。国際自動車株式会社で働く人々の、入社動機や仕事のやりがい、忘れられないエピソードが260記事(2017年2月現在)以上掲載されている。

なぜ制作したのか 

「タクシードライバー」という職業に対する世間からのイメージと実態に大きなギャップがあり、そのギャップを埋めるべくスタートしたプロジェクトです。

タクシードライバーは、自分の努力次第で高収入を得ることができ、プライベートの時間を多くとれ、柔軟な働き方ができる魅力的な職業です。

ホスピタリティ・ドライビングをモットーにする国際自動車は、上記のメリットに加え、社員の接遇・マナー研修に注力している結果、どこに出しても恥ずかしくないおもてなしの精神を持ったドライバーたちを誇りとしています。

しかし、その実態は世間に伝わっておらず、あまつさえ社内のドライバー自身も仕事に誇りを持てない事態が起こっていました。

プロジェクトがスタートした当初は、「どうしてタクシードライバーにスポットライトを当てるのか?」「取材しても、話せるような話などない」などとドライバーが口にすることが少なくなかったのです。

こうした状況を変えるため、社外に向けたアプローチだけではなく、「誇りを持って働くタクシードライバーを増やす」という社内の啓蒙も「Drivers」を始めた理由の1つです。

どのように制作したのか

「社長の俺でもそこまでできないよ」


Driversプロジェクトが発足した当初、WFの皆さんは社会人のマナーとして当然のことですが、ビジネススーツを着て営業所に向かい取材を行っていました。しかし、普段から取材を受け慣れていないタクシードライバーたちから人生の核心に迫るような話を引き出すのは難しく、オリジナリティのある文章を書くことに苦戦していたようでした。

そんなとき、ライターの1人である女性がなんと国際自動車の整備士たちが仕事中に着ている「つなぎ」を着て営業所に現れたのです。彼女は自宅から東雲営業所まで2時間かかる距離をずっとつなぎで移動し、まさに歩く広告塔となりました。

彼女が営業所に到着したとき、社員や社長、ドライバーたちが目を丸くして驚きました。社長に至っては「俺でもそこまでできないよ」と言うほどでした。

そこから、営業所で取材を受けるドライバーたちの意識が変わりました。つなぎを着てインタビューや写真撮影を行う女性を見て、「国際自動車のことをこんなに好きでいてくれるのか。だったら協力したい」という思いが芽生えたのだと思います。

それからはインタビューの内容もどんどん濃くなっていきました。「業界変革をして『将来なりたい職業ランキング』でタクシードライバーを1位にすることが夢です」と熱っぽく語る新卒ドライバー、「㎞のタクシーは、その時その場そのお客様に最善と思われることをして差し上げる、究極の接客業です」とプロ意識を高く持って話すベテランドライバーが現れたのです。

現在はつなぎを着てインタビューをする形態はとっていませんが、「国際自動車を好きだから取材する」というWFさんの姿勢は受け継がれていると感じます。

「取材を受けた」ことでドライバーたちの中に、「注目されるくらい価値ある職業なんだ」という意識を根付かせ、まずはドライバーたちから意識を変えていくというインサイドアウトの考えを実現してもらいました。

どのような成果が得られたか

プロジェクトスタート当初は10人にも満たなかった新卒採用において、現在(2017年)では150名を超える大卒の学生が国際自動車への入社を決めるまでになりました。

「Driversの記事に感銘を受けて入社を決めた」という入職者や、 インタビューを通して「仕事での目標を、取材を通して再認識することができた」「上司に日頃の感謝を伝えることができた」など、採用の他にも社員のモチベーションアップや社内コミュニケーションの活性化に繋がっています。

現在270名以上(2017年3月現在)のインタビュー記事が掲載されており、他社では真似出来ないオリジナルコンテンツとしてオウンドメディアの強みを発揮し、ロングテールのSEO対策としても役立っています。

また、近年ではDriversからテレビ取材依頼(NHK、TBS、日本テレビ、テレビ朝日など)が入るなど、採用だけではなく広報としての役割も果たすようになりました。

このPROJECTのCREATORS

OTHER PROJECT